厚生労働省のホームページより花粉症の民間医療について記述されていましたので、ご紹介いたします。
民間医療の内容は多彩です。
民間医療の抱える問題点(1)
確かにストレスの解消がはかられ、体への有害成分が含まれていなければ民間医療に問題は無いとも考えられます。
しかし、花粉症に効果があるといったことを公言し販売するなら、その疾患に対する有効性を示す必要がありますが、残念ながら民間医療の多くに十分な効果の根拠があるとは言えません。
通常の薬物の開発では、患者さんにも投与するDrにもわからないようにしたその薬物と偽薬を投与し、それぞれの効果を評価した後に、投与されたものが本当の薬物だったのか、偽薬だったのかを明らかにして薬物の有効性を調べる盲検試験というものが行われます。
この時、偽薬でもDrから投与された場合、ある程度の「有効性」が認められることが少なくありません。
これをプラセボ効果と言いますが、特にアレルギー性鼻炎(花粉症を含む)ではプラセボ効果が高いことが知られています。
