自分に合った治療を選ぶようにします。
薬を使っても症状が改善しない場合や、薬の量を減らしたい場合などには手術が検討されます。
レーザーなどを照射して鼻の粘膜の表面をアレルギーが起こりにくい状態にする鼻粘膜焼灼(しょうしゃく)手術と、鼻の内部の空間を左右に隔てている鼻中隔(びちゅうかく)を矯正する手術があります。
花粉症の治療のうち根治の可能性がある唯一の治療が免疫療法です。
アレルギーの原因となっている花粉のエキスを少しずつ体内に投与して慣らしていこうというもので、治療期間は2〜3年かかります。
現在日本で行われているのは注射による治療法で、医療機関に通院して50回程度の注射を受ける必要があります。
以前ご紹介した舌下免疫療法は、治験中で、エキスを舌の裏側にスプレーする方法で、負担も軽いため、メリットが大きいと期待されています。
