減感作療法は、とても良い治療法のように思えますが、少し欠点もあります。
IgG抗体のできかたは、人によってかなり差があります。
効果のある方と、あまり効果の期待できない方がいます。
このことが治療開始前にわかればよいのですが、残念ながら実際に治療してみないと、効果の判定ができないのが現状です。
また、抗原の種類によっても効果には差があり、有効率は、ハウスダストで70〜80%くらい、花粉症では50%くらいだそうです。
減感作療法は、少量とはいえ、体内に抗原を注射するわけですから、場合によっては、アレルギー反応をおこすこともあります。
(ごく稀ではありますが、ショック症状を起こすこともあります)
しかし、体調の悪いときは注射を延期したり、注射後20〜30分くらいは安静を保つようにすれば、まず心配することはありません。
