乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性について。
現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、発症を予防することや、発症後の重症化を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
乳幼児のインフエルエンザワクチンの有効性に関しては、報告によって多少幅がありますが、概ね20〜50%の発病防止効果があったと報告されています。
また、乳幼児の重症化予防に関する有効性を示唆する報告もかなりございます。
しかし、乳幼児をインフルエンザウイルスの感染から守るためにはワクチン接種に加え、ご家族や周囲の方たちが手洗いや咳エチケットを徹底することや、流行時期は人が多く集まる場所に行かないようにすることなどで、乳幼児がインフルエンザウイルスへさらされることを出来るだけ抑制する工夫も大切です。
