インフルエンザワクチンの効果に関する研究の報告からです。
65 歳以上の健常な高齢者については約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったとされています。
インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありません。
しかし、ある程度の発病を阻止する効果があり、またたとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。
ただし、この効果も100%ではないことに留意しなければなりません。
昨年ワクチンの接種を受けましたが今年も受けた方が良いでしょうか?という質問について、
季節性インフルエンザワクチンでは、ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種した(13歳未満の場合は2回接種してから)2週後から5カ月程度までと考えられています。
また、インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行が予測されるウイルスに合わせて製造されています。
このため、インフルエンザの予防に十分な免疫を保つためには毎年インフルエンザワクチンの接種を受けた方がよい、と考えられます。
