新型インフルエンザは、1918年のスペインインフルエンザ、1957年アジアインフルエンザ、1968年香港インフルエンザ、2009年インフルエンザ(H1N1)2009などが発生しました。
インフルエンザの世界的大流行をパンデミックと言いますが、歴史的にも古くから記録されていますが、科学的に存在が証明されているのは1900年頃からで、毎年の流行に加えて数回の世界的大流行が知られています。
中でも、1918年から流行したスペインインフルエンザ[原因ウイルス:A(H1N1)亜型]よる死亡者数は全世界で2,000万人とも4,000万人ともいわれ、日本でも約40万人の犠牲者が出たと推定されています。
その後、1957年には、アジアインフルエンザ(A/H2N2亜型)が、1968年には、香港インフルエンザ(A/H3N2亜型)が、そして最近では平成21(2009)年にインフルエンザ(H1N1)2009が世界的な大流行を起こしています。
しかし、世界に流行が拡がり、多くの人々が新型インフルエンザに対して免疫を持つにつれ、新型インフルエンザも、季節的な流行を繰り返すようになって参りました。
インフルエンザ(H1N1)2009についても、2011年4月からは、季節性インフルエンザとして取り扱われることになりました。
次の新型インフルエンザウイルスがいつ出現するのか、誰にも予測することはできません。
また、インフルエンザ(H1N1)2009とは異なる特徴を持っている可能性もあります。
