肉や脂は体に悪いと思って、控えめにしていませんか?
確かに動物性脂肪の摂り過ぎは、メタボリックシンドロームを招き、脳卒中や心筋梗塞の原因になります。
しかし、メタボを心配し過ぎて必要な栄養を摂らないと、体力や抵抗力が低下して骨や筋肉も弱くなってしまいます。
メタボを気にしてやせ過ぎると、骨も体も弱くなってしまいます。
メタボリックシンドロームの原因となる肥満の方は40〜60歳代に多くみられます。
一方で、70歳を過ぎる頃からは、やせている方の割合が増えてまいります。
それは、食欲の低下、噛む力や飲み込む力の低下、食べたものの消化吸収の低下など、さまざまな理由がありますが、食生活での思い込みが問題となることも少なくありません。
ご高齢の方に多いのが、肥満は健康に悪い、肉や卵を食べるとメタボになる、粗食が健康につながる などの思い込みから偏った食生活になってしまうことです。
