寒さが厳しくなるにつれ、暖かい鍋料理が食べたくなってきます。
冬の定番といえる鍋料理は、骨の強い味方で、工夫次第で骨が強くなる栄養素をしっかり摂れます。
いわしを骨ごとすりつぶしたつみれを使ったいわしのつみれ鍋などは、カルシウム豊富なつみれの他に、ビタミンDを含むしいたけ、骨の形成を促すビタミンKを含んだ春菊、カルシウムに加えてたんぱく質や骨の弾力性を維持するマグネシウムを含む豆腐を加えると、骨に大切な栄養素が一度に摂れます。
つみれには、生姜を加えると体が温まって安眠できます。
さらに、白菜、ねぎ、大根、にんじん、ほうれん草などの野菜を入れますと、ビタミンCやビタミンB1、葉酸、ビタミンAなど、細胞が活性化されて骨折の予防になると同時に、免疫力を高めてかぜの予防にもなります。
ビタミンDは魚に多く含まれますので、たらが入った たらちり や鮭を使った 石狩鍋 などもお勧めです。
味も工夫して、ベースの味噌味に隠し味の牛乳を加えたり、味噌を豆乳に替えると、よりカルシウムを摂れますし、コクと風味がプラスされます。
塩分が気になる方は鍋に味をつけずに、ゆずやかぼすなどの柑橘類を使ったポン酢でいただくと、さっぱりとおいしく、お酢の力でカルシウムの吸収を助けてくれます。
みんなで鍋を囲むと、自然と笑顔になり、立ちのぼる湯気で心も体も暖かくなり、食事も進みます。
今年の冬はだいぶ寒そうですので、鍋料理を、ぜひたくさん味わってみてください。
