寒いときの外出は、いきなり冷たい外気に身をさらすのは避け、出かける前に家の中で数分間足踏みをするなど体を温めるようにします。
寒いとついポケットに手を入れたりしますが、とっさのときに手で体を支えることができず大変危険です。
大きく手を振って元気よく歩くことができるよう、暖かい服装と手袋をつけて出かけるようにします。
また、家の中で暖かい部屋から廊下に出たときや、お風呂、トイレなど、急激な温度変化によって血管が収縮して血圧が急上昇することがあります。
このような心臓や血管に負担がかかる状態を ヒートショック といいますが、ご高齢の方ではふらついて転倒することもあります。
家の中でもできるだけ温度差をなくし、とっさのときにつかまれるように手すりをつけると安心です。
朝目覚めた時なども、暖かい布団の中からいきなり出てしまうと、部屋の寒さで体がびっくりしてしまうこともあります。
布団の中で体を伸ばして筋肉をよくほぐし、すぐに羽織れる服を枕元に置いて、急激な温度差にならないように注意します。
