骨粗しょう症の方は、通常よりも骨密度が減少し、骨がもろい状態です。
骨折を防ぐためにお薬による積極的な治療が必要となります。
以前ご紹介いたしましたように、不足したビタミンDはお薬で補えます。
お薬についてもう少し詳しくご紹介いたします。
医療用のビタミンDは、カルシウム吸収の促進など骨に対して重要な働きをすぐに行えるよう、あらかじめ活性化された活性型ビタミンD3製剤が用いられます。
ご高齢者の方は、ビタミンDを活性化する力が衰えがちだからです。
今では、お薬にはさまざまな種類がございますが、活性型ビタミンD3製剤は昔から骨粗しょう症治療に広く用いられてきました。
ごくまれに、血中のカルシウム量が増え過ぎてしまうこと(高カルシウム血症)もあるため、カルシウムとのバランスに注意する必要はありますが、比較的安全性の高いお薬です。
