薬による続発性骨粗しょう症のうち、代表的なものがステロイド性骨粗しょう症です。
ステロイド薬の投与開始後、3ヵ月以内で骨への影響が現れ、長期間使用している方の50%で骨粗しょう症を発症しているというデータもあるほどです。
ステロイド薬を長期使用する病気では、関節リウマチや気管支喘息、膠原病をはじめとする自己免疫疾患などが挙げられます。
これらの病気では、薬の影響だけでなく、例えば関節リウマチでは骨や軟骨が破壊されるように、病気そのものが骨に影響を及ぼしているケースも少なくありません。
ステロイド性骨粗しょう症は骨折リスクが高いため、原発性骨粗しょう症の場合よりも、骨密度が高いうちから治療を開始することが推奨されています。
