生活習慣病は、食習慣や運動不足などのライフスタイルをおもな原因として起こる病気です。
中高年になってまいりますと、生活習慣病と骨粗しょう症の両方を治療中という方もいらっしゃいます。
糖尿病の方は、骨密度は低下していないにもかかわらず、大腿骨近位部(太もものつけ根)骨折のリスクが1.4〜2倍に高まるというデータがあります。
糖尿病は、慢性的な高血糖状態が続く病気です。
この状態が体内の酸化ストレスを増加させ、骨の中に存在する骨コラーゲンの架橋のうち、脆弱な悪玉架橋を増加させることで、骨質を劣化させ、骨折のリスクが高まると考えられています。
