骨吸収マーカーが高い値を示す人では、骨折リスクが高い傾向にあります。
破骨細胞の働きを調べる、骨吸収マーカーでは、骨が壊されたときに血液中や尿中に放出される骨の残骸を測定します。
これらの成分には、いくつか種類があり、尿を検査するものや血液を検査するものがあります。
骨芽細胞の働きを調べる、骨形成マーカーでは、新しく骨が作られるときに骨芽細胞が放出する骨の元になる成分を測定します。
これらの検査は、食事などの影響は受けませんので、検査の前日や当日の食事に気を配る必要はありません。
しかし、一日のうちでも細胞が活発に働いているときと休んでいるときで、測定値が大きく変わるものがあります。
そのため、骨吸収マーカーでは一般的に、骨の健康状態を正確に知るため、同じような時間帯に検査することが決められています。
尿を検査する場合には、朝起きてから二番目の尿を検査するのが一般的です。
