骨のリモデリング(骨改変)がアンバランスになり、破骨細胞の働きが強くなると、破骨細胞によって溶かされる骨の量が増えてしまいます。
一方、骨芽細胞の働きは変わりませんので、破骨細胞によって溶かされた部分を埋め尽くすことはできなくなり、スカスカのもろい骨となってしまうのです。
骨の新陳代謝のバランスを整えることが骨粗しょう症対策の重要なポイントです。
骨のリモデリングには、ちょっと専門的になりますが、
副甲状腺ホルモン、活性型ビタミンD、カルシトニン、エストロゲン(女性ホルモン)、アンドロゲン(男性ホルモン)、グルココルチコイド(副腎皮質から分泌されるステロイド系ホルモン)などの物質が深くかかわっています。
活性型ビタミンD3製剤、カルシトニン製剤、エストロゲンは、骨粗しょう症のお薬としても用いられます。
