硬い骨がどうしてスカスカの状態になるのでしょうか?
それは骨の成り立ちと関係があります。
骨は一度できあがってしまうと、その後変わらないもののように思われがちですが、実は古くなり劣化した骨は新しい骨へと生まれ変わっているのです。
これが骨の新陳代謝です。
または、骨のリモデリング(骨改変) ともいいます。
骨のリモデリングは、古くなった骨を溶かす破骨細胞と、新しい骨をつくる骨芽細胞の働きによって営まれています。
破骨細胞が骨を溶かすことを骨吸収、骨芽細胞が新しい骨をつくることを骨形成といいます。
骨吸収が数週間続いたあと、数カ月にわたって骨形成が行われ、溶けた部分に新しい骨が埋められていきます。
