圧迫骨折で曲がった背骨を治すには?
背骨に起こる圧迫骨折は、骨の中身が減ったために、つぶれるように起こります。
特に骨の前の部分がつぶれやすいため、背骨が前方へ曲がりやすくなります。
そのため前かがみの姿勢になりやすいのです。
骨折した箇所の変形を戻すことはできません。
しかし、腹筋・背筋を鍛えることにより、ある程度姿勢を戻すことが可能です。
以前ご紹介した、バンザイをする運動が効果的です。
イスに座った状態で、両腕を無理のない範囲まで上にあげながら胸を張り、背中の肩甲骨が合わさるぐらいまで行います。
息を吸い込みながら両腕を上げると、肺が膨らむことで背骨をまっすぐに戻しやすくなります。
早期発見のためには、女性は40歳を過ぎたら、市区町村で行われている骨粗しょう症検診を積極的に受けましょう。
男性は50歳を過ぎたら一度自分の骨の状態をチェックしてください。
