骨粗しょう症の方は、薬で骨密度を維持するとともに、食事や運動で骨や筋肉を強くして、転倒や骨折を予防することが大切です。
今はだいじょうぶでも、食事や運動に気を配り、骨粗しょう症の予防をしましょう。
毎日の食事で十分にとりたいのがカルシウムです。
日本人は男女ともに、どの年代でも、厚生労働省が推奨するカルシウムの1日の推奨摂取量を満たしていません。
50歳代の女性の場合、推奨量は約650mgですが、実際に摂取しているのは500㎎程度です。
通常の食事にカルシウムを多く含む食品を加え、不足分を補いましょう。
例えば、カルシウム200㎎がとれる食品の目安量は、牛乳180mL、ヨーグルト160g、木綿豆腐1/2丁、ゆでた小松菜130g、プロセスチーズ30g、煮干し10gなどです。
カルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDや、骨を作る働きを促すビタミンKも、不足しないように摂取しましょう。
