骨の組織は常につくり変えられています。
骨の古くなった部分に 破骨細胞 が集まって骨を壊し、壊された部分に 骨芽細胞 が集まり新しい骨をつくります。
この働きがバランスよく行われれば、骨は健康な状態に保たれます。
壊される量がつくられる量より多いと、骨の中がスカスカになる 骨粗しょう症 が起こります。
骨粗しょう症があると、転倒と骨折をしやすくなります。
骨粗しょう症による骨折で最も多いのは 背骨の圧迫骨折 で、転んで尻もちをついただけで背骨がつぶれたり、ひびが入ったりします。
圧迫骨折すると姿勢も変化し、背中の筋肉が衰えて転倒しやすくなります。
転倒して腰を強く打ったりすると、大腿骨の近いところを骨折する危険性があります。
