糖尿病の食事療法には2つのポイントがあります。
まず、摂取エネルギー量を適正範囲内に抑えます。
1日の摂取エネルギー量は、男性が1400〜1800kcal、女性は1200〜1600kcalが目安です。
ただし、体格や活動量などによって適正な量が変わります。
受診の際、管理栄養士に相談することをお勧めします。
栄養バランスのとれた食事をとることも大切です。
三大栄養素のバランスは、全体の50〜60%をご飯やパンなどの炭水化物からとり、残りを脂質とたんぱく質からそれぞれ約半分ずつとるのが理想です。
このほか、ブドウ糖の吸収を遅らせて血糖値を上げにくくする食物繊維を積極的にとるようにしましょう。
外食が中心の方でも、朝と昼をしっかり、夜は少なめにする・脂質を減らし、食物繊維を増やすなど工夫しましょう。
アルコール、菓子類、塩分のとり過ぎに注意します。
また、炭水化物だけを制限する 糖質制限食 は、食後の血糖値は上がりにくいのですが、長期的な効果はまだよくわかっていません。
