糖尿病治療の第一歩は何と言っても、生活習慣の改善です。
糖尿病の発症には、食べ過ぎや不規則な食事、運動不足、肥満体質などが関係しています。
特に、すい臓のインスリン分泌の能力が生まれつき低い方は、血糖値が上がりやすく、軽い肥満の人や肥満のない人でも糖尿病になることがよくあります。
また、40歳ごろを境に基礎代謝が低下してくるので、高齢になっても若いときと同じように食事をとっていると簡単に体重が増加します。
糖尿病を発症したばかりで血糖値があまり高くない若い方の場合は、食事療法と運動療法をしっかり守れば、薬を使わずに6か月ほどでHbA1c 6%未満を目指すことが十分可能です。
合併症の多くを抑えるための基本の目標値は7%未満ですが、6%未満ならさらに安心です。
