一般的な健康診断でも行われている腎臓の検査は、尿検査と血液検査です。
尿検査でたんぱくが出たら、腎臓に障害のある知らせです。
血液検査では、腎臓の働きが低下すると血液中に増える老廃物である血清クレアチニンを調べます。
しかし、糖尿病がある場合には、この2つの検査だけでは不十分です。
糖尿病腎症を早く発見するためには、微量アルブミン尿検査を受ける必要があります。
アルブミンは糖尿病のごく初期に尿中に少量もれてくるたんぱくですが、通常の尿検査ではわかりません。
糖尿病と診断されている場合は少なくとも年1回、できれば半年に1回は微量アルブミン尿検査を受けることが大切です。
検査で微量アルブミンが出た段階で発見してすぐ治療を受ければ、尿中にアルブミンがもれなくなり、腎症の症状が良くなる可能性もあります。
