■運動療法
糖尿病は運動不足によっても引き起こされます。
適度な運動は、予防や改善に必要です。
なぜ運動療法が効果的かと言うと、まずダイエット効果があるという点があります。
そして、運動はインスリンの効きを良くする、ということもあります。
運動によってインスリンが活性化して、本来の働きをしやすくなります。
特にインスリンが元気がないという方は、是非取り組んでみてください。
しかし、急激な運動は逆に身体に悪影響を及ぼす場合もあります。
特に、肥満ぎみの方は、激しい運動によって足腰、ひざなどを傷めてしまうことが多いようですので、それほど負担のかからない運動が必要です。
一般に奨められているのは、1回30分〜1時間程度のウォーキングです。
それを週に3回ほど行ない、慣れてくれば、時間や回数を増やしたり、さらにはジョギングへ、と少しずつ負荷をかけていきます。
自分の体調に合った方法と時間で、まずはとにかく体を動かし始めるのが良いです。
しかし、低血糖などの症状がでる恐れがある場合は、運動療法は慎重に行なう必要があります。
運動の途中で、低血糖症状が起きる場合が多いからです。
医師の指導の下で、取り組むことが大切です。
