通常、赤血球の寿命は4ヶ月と言われています。
その間、赤血球は血管の中をグルグル周っていきます。
その時、血液中の余分なブドウ糖と次々に結合していきます。
血液の中に余分のブドウ糖があって、高血糖状態が長く続くとヘモグロビンとブドウ糖は、どんどん結合していきます。
つまり、血液検査の結果、このHbA1cの値が高ければ高いほど、たくさんのブドウ糖が余分に血液中にあって、ヘモグロビンと結合してしまったということです。
正常な人であれば、HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています(注)。
一方、それ以上の数値ですと、高血糖状態が続いていた、ということになります。
この数値が、8.0%(NGSP値8.4%)を超えた状態が長く続きますと、色々な合併症を起こしますので、多くの医療機関では、この数値を下げるようにしています。
(注)2012年4月1日より、日本糖尿病学会では一般的な診療におけるHbA1cの数値を、国際標準値(NGSP値)と併せて表記しています。
これまで使用していた数値(JDS値)よりおよそ0.4%高くなります。
