低血圧の方が、病院で血圧の検査をすると特に問題ないといわれるケースがあります。
問題のある低血圧 起立性低血圧 という症状がございます。
寝ている状態と、起き上がった状態の血圧の値を測定してみます。
正常な方は、起き上がったときに血圧はいったん下がりますが、すぐに元に戻ります。
ところが、起立性低血圧の方は、起き上がったときに血圧が下がり始め、下がった血圧はなかなか戻りません。
この 血圧が下がったまま戻りにくくなる ことが、問題のある起立性低血圧なのです。
急に起き上がると血液が下半身に集まり、心臓や脳への血流量が低下します。
この状態がいつまでも続くと、立ちくらみや、激しいめまい、吐き気など低血圧特有の症状があらわれ、生活の質を低下させてしまいます。
