脳卒中は、次の3つに大別されます。
1.脳の血管が詰まってその先の組織に血液が流れなくなる脳梗塞
2.脳の奥の細い血管が破れて血腫ができる脳出血
3.脳の血管のこぶが破裂して脳を包むくも膜と脳の間に出血が広がるくも膜下出血
これらはいずれも 脳の血管の病気 です。
特に脳卒中と関係が深い病気として、高血圧、糖尿病、不整脈があげられます。
高血圧は、血管に負担がかかって血管壁が傷つき破れやすくなったり、動脈硬化が進んで血栓ができやすくなります。
糖尿病は動脈硬化を促進するため、特に脳梗塞を起こしやすくなります。
予防のためには、脳の血管を健康に保つため、これらの病気を放置しないことが大切です。
不整脈の中でも特に心房細動があると血栓ができやすくなり、その一部がはがれて脳まで運ばれると、脳梗塞を起こします。
動悸、ふらつき、脈が乱れる、などの症状がある場合は、すぐに受診してください。
