日本人のコレステロール摂取量は1980年代から増え始め、現在ではアメリカ人の摂取量を追い抜いているそうです。
特に30歳以下の若者のコレステロール摂取量が高いのが特徴です。
アメリカ人の若年層のコレステロール値を上回ったというデータがあります。
このまま続きますと、若年層が壮年期になる20〜30年先には、動脈硬化症や心筋梗塞などの循環器系の病気をもつ方が、大幅に増加するのは避けられないとしています。
これは、近年日本人の食生活の欧米化が急速に進んだことにあると考えられてます。
もともと、穀物・野菜・魚が中心の和食だったのが、肉中心の洋食へと変化していき、特に若年層はファーストフードなどのジャンクフードを好み、食物繊維の摂取料が減ってきました。
アメリカでは、脂肪の摂り方が過剰すぎるため、脂肪の摂取を控え、代わりに穀物をしっかり摂ろうということが強調されてきました。
スーパーでは、低脂肪牛乳が売られ、炭水化物食品の重要性が指摘され、ご飯、パン、イモ、シリアル食品を食べましょうという動きが、ここ10年ほどの間に広がってきました。
その結果、食物繊維を多く含んだシリアル食品が、アメリカ人の朝食の半分以上を占めるようになってきました。
アメリカの若年層は、食物繊維の多い未精製穀類に高い関心をもち、健康管理に注意をしているのです。
