わかめや昆布などの海草類は健康食品として知られています。
しかし、肉類や油脂類中心の食事が一般化するに従って、こうしたコレステロールを自然に下げる食品を食べる機会は少なくなってきました。
わかめや昆布に含まれるアレギン酸はコレステロールを下げる、胆汁酸の吸収を抑制する働きがあります。
腸内のナトリウムを吸着させ体外に排出する働きもしています。
海藻全般に含まれているフコイダンは、腸のなかの余分なコレステロールや老廃物を体外に排泄してくれます。
フコイダンは、体の免疫力を高める働きもしてくれるので、海藻類は、毎日の食事にしっかり取り入れたいです。
最近、こうした海草類を豊富に使った和食が見直されています。
非常によい傾向だと思います。
和食はナトリウムが多いのが唯一の問題ですが、海藻がナトリウムを吸収してくれるので体内の塩分量もコントロールできます。
海藻類を沢山とりますと、コレステロールを下げるだけではなく、さまざまな健康相乗効果も期待できます。
便秘症の方にも海草類は有効ですし、メタボや肥満に悩み、ダイエット中の方でも海藻は腹持ちがいいので、非常におすすめの食品の一つです。
海藻を原料とした寒天などもいいでしょう。
少しでもこうした健康的な食品を食卓に並べることが、コレステロールを下げることに繋がります。
