卵がコレステロール含有量の多い食品であることは間違いありません。
卵1個あたり約210mgのコレステロールを含んでいます。
しかし、卵はたいへん栄養価の高い食品です。
良質のたんぱく質をはじめ、リンやカルシウム、鉄などのミネラルや、ビタミン類などがバランスよく含まれています。
細胞膜やリポタンパクの重要な成分であるレシチンも含んでいます。
高い栄養価がありますので、LDLコレステロール値が正常な方は、体自体が血中コレステロール値を調整してくれるため、気にすることなく食べられます。
しかし、LDLコレステロール値が高めの方は注意が必要です。
まったく食べてはいけないというわけではないですが・・・
食べる量や回数を医師や栄養士の指導をうけて、食べるようにしましょう。
LDLコレステロール値が高めの方は、以前ご紹介しましたように、1日のコレステロール摂取量は300mgに抑えるようにします。
一般的な目安は、2日に1個、あるいは1週間に3個程度をとるようにすれば問題ないでしょう。
卵のコレステロールは、ほとんどが卵黄に含まれ、卵白にはほとんど含まれていません。
卵黄100g中140mg、卵白100g中1mgぐらいで、卵白は良質なたんぱく質が豊富です。
卵白だけを工夫して料理するのもおすすめです。
卵はさまざまな加工食品の原材料として、使われています。
ケーキ、プリン、カステラなどの菓子類やマヨネーズなどがそうです。
こうした食品を重複してとると、コレステロールのとり過ぎにつながりかねませんので、注意するようにしましょう。
