検査項目で基準値を外れた数値を改善するためには…
肥満を伴っている方であれば、まず体重を減らすことが大切です。
体重が減ることで、異常のある検査項目がすべて改善する場合もあります。
まず、あまり無理をせずに、現在の体重の5%を3〜6か月間で減量することを目標にしましょう。
減量の目安としては、例えば、体重が70kgの場合、減量の目標値は3.5kgです。
6か月で減らす場合は、1日およそ140kcal減らすことに相当します。
食事のみで減量する場合は 350mL缶ビールを1缶減らす、ご飯の量を大盛りから普通盛りに変える などで達成できます。
運動のみで減量する場合は、自転車こぎ30分、軽いジョギング20分間 などが目安で、なるべく歩くようにします。
食事と運動を組み合わせて減量すると、なお効果的です。
それぞれで、半分の70kcalを目標にします。
わずかでも基準値を外れている項目があれば、生活習慣を見直すサインです。
生活習慣の改善で、動脈硬化の進行を防ぐことができます。
まだ大丈夫だろう などと考えず早めに改善しましょう。
早めに始めますと、毎日のことですから、少しの努力で済みます。
明日は、放っておくとどうなるか…です。
