昭和屋台酒場

初めは店内のBGMが大きいと感じましたが、実際にはお客さんがカラオケで演歌を熱唱している最中だったのです。和服を着た女将さんと、マイクを持った年配の男性客たちが、まるで小さな歌謡ショーを繰り広げていました。

そんなユニークな雰囲気の中、まずは中瓶ビールを注文し、女将さんからのお酌で乾杯。お通しは手作りの白和えとアラレで、あっさりとしていて美味しかったです。カラオケはほとんどが私の知らない演歌で、唯一「無法松の一生」という曲名だけが耳に残りました。

空腹もあったため、食事を注文したいところでしたが、店内で揚げ物を頼むのは難しそう。そこで、簡単に提供できる冷や奴と地元鳥取の日本酒「元帥」を選びました。豆腐中心の食事となりました。

最終的には、約1時間のカラオケ付き和食体験を楽しみ、お会計は2,700円。カラオケの楽しい時間を含めれば、料理やお酒の価格も納得の範囲内でした。予想外の体験でしたが、特別な思い出として心に残る夜になりました。