棗

すすきのの交差点に近くて夜遅くまで営業しているお寿司やさんです。いついっても賑わっている人気店です。北海道らしい寿司ネタが多く、季節によってですが、なかなか本州ではみかけないお寿司をいただけます。サービスもよくて、コスパもいいため混んでいてもうなずけます。

その日に入った旬の素材で一品料理を作ってくれるのでいく度に楽しみです。
キンキの煮つけをいただきましたが、身が厚くてしっかりとして味もしみていました。コースが主の小見ですが一品料理も充実して旬の野菜が使われています。
イカは、お客さんの目の前でさばいてくれる活イカで、コリコリとした食感がたまりません

すすきの寿司屋には珍しくビルの７階にある。カウンター１１席からは、大きな窓越しにホテル東急インが見える。きっと、前はクラブだったんだろうな。開放的な気持ちの良い店なのであります。

お店につくと、「○○さんお待ちしていました。」と、感じよい対応。
カウンターの真ん中に案内される。
さっそくお任せで握ってもらうことに。

１、島牧産の活平目・・・鮮度よく、噛みきれないくらい。旨い！
２、有明産スズキ・・・これは塩でいただきます。これまた鮮度もよくうまい。
３、苫前産活ボタン海老・・・これは身が透明です。活なので身がピクピク動いています。うまい！
４、サロマ産地撒きホタテ・・・これは、包丁をいれず手でさばいています。旨い！
５、苫小牧産黒ホッキ・・・これまた肉厚。かむと貝のうまみが口いっぱいに広がります。
６、境港産赤身・・・フレッシュですね。
７、境港産大トロ・・・これまた脂の載りもよくうまい。
８、活松前産するめ烏賊・・・まだ身が塩で動いています。旨い！
９、活えぞアワビ・・・これもはぎたて。オスです。
１０、タラバ・・第一関節の大きい部分です。かなりのたべごたえです。旨い！
このあたりで、キンキのあら汁・・・これまた肝も入っていて旨い！
結構満腹になってきました。

１１、利尻産馬糞・・・塩水。旨いです。
１２、羅臼産炙りツリキンキ・・・塩でいただきます。脂がのっていて旨い。
１３、玉・・・甘海老、白身の入った正統派の伊達巻風卵焼きです。すし善系列でもこれを出す店は少ないです。手間のかかる一品。

店主の大○さんは、腰の低い謙虚な方であります。話を合わせるのうまく、居心地は極めてよいです。

しかも、お勘定で驚いた！これだけ食べて、４２００円ですよ！この倍はするかと心つもりしていたから、驚きも一入。

さらに、つり銭は、ピン札、見送りは手の空いている従業員が総出でエレベータまで。完璧だ。安い客で申し訳ない。

屋号の「棗」の由来訊ねると、おばあさんのお店の屋号「夏目」からとったとのことです。棗は、砂漠を行く旅行者をもてなすドライフルーツらしく、客をもてなすとの意味合いも込めているとか。奥が深いです。

レベル的には、「有馬」「すし処さっぽろ」と同じ、客あしらいは、「有馬」より上です。ということで「すすきのＮＯ１」ということになりますかね。