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織田信長公の与力である川村南城主、水野右京進清忠公の石碑があるお寺

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投稿日

名古屋市守山区内(春日井市隣接地)の庄内川近くに位置する臨済宗、東福寺派の寺院にて、山門も古いようで、明治時代又は、江戸時代のものと思われます。

参拝者用の駐車場も十数台置け、同お寺に関係ない参拝者(拝観者)も歓迎されると思いますが、境内では静かに拝観させて頂き、当お寺は自由ですが「部外者は・・・」となっている場合は、ご住職などに承諾して頂きたいですが、断られることは無いと思います。

さて、お寺周辺を白壁で囲った屋敷形式となっており、山門を潜ると直ぐに大きなご本尊(仏殿)があり、その後方に同お寺のお墓があります。

お墓を通って直ぐに右折すると、少しこんもりした古びた石碑(後記述)があります。
お墓を通る際は、お墓全体を見渡し軽い会釈をして静かに目的の墓石に向かって下さい。

さて、同地には、1570年から1592年頃(元亀、天正年間)に川村南城が存在しており、江戸時代中期に庄内川の洪水を防ぐために丘陵地を堀割ったので、城址の遺構又は、痕跡が無いようで、中世城館に詳しい私が目視してもそのようなものは確認出来なかったのですが、同お寺の近くの丘陵地には小さな公園が存在し、その一部は城址跡ではないかと持論で思いましたね。

城主である水野右京之進清忠は、織田信長公に仕えたこの地の豪族であり、尾張旭市を中心に勢力を持っていた水野氏の一族と思われます。

また、尾張徳川家に仕えた子孫が建立した江戸時代中期に建立した清忠公の墓石(石碑)がありますので、写真を拡大して是非見て下さい。文字が何とか見れると思われます。

訪れた当日は、ご住職がご不在のようでしたので、詳細はお聞き出来なかったのですが、次回訪れる機会がありましたら、もう少しお聞きしたいと思います。

歴史ポイント
同寺院の所縁は、川村南城ですが、近隣には川村北城、もう少し距離を置けば守山城、志段味城、龍泉寺城などが中世城館が存在(散在)します。
また、江戸時代には約300諸藩(改易等で藩取り潰しにて数に前後有)あり、一国一城令が基本ですが、中世は城郭を持たない地頭、豪族などの館屋敷が全国に数千から数万箇所あったと言われ、安土桃山時代には三千の城郭があったようです。
私事で恐縮ですが、当家一族に所縁のある中世城館でも、三重県内に6箇所以上、群馬県内に1から数箇所存在します。

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写真

概要

店舗名

長命寺

ジャンル

電話番号

住所

愛知県名古屋市守山区白沢町319-1

アクセス

最寄駅
バス停
  • 川村から340m (徒歩5分)
公開日
最終更新日

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