モンテドーロ

このレストランは地元密着型であり、パン屋さん「ラパンラパン」のさらに奥に位置しています。

こちらのレストランでは料理の写真のネット投稿はご遠慮いただいているようで、地元の常連客が入りやすい状態を保ちたいという配慮が感じられます。
店舗の外観はプーさんを連想させる黄色と茶色の看板が目を引きます。レストランのコンセプトはトスカーナ料理であり、店名の由来はシチリアにある街「モンテドーロ」ではないかと思われます。

レストランに入ると、賑わっていました。ボリュームのある料理と料理写真のネット投稿のご遠慮について説明がありました。この説明にも一抹の不安がありましたが、結果的には非常に満足することができました。

まず注文したのは前菜盛り合わせ「モンテドーロ風」、無花果の生ハム巻きフリット、モッツァレラのサラダ、ポルチーニの生パスタです。

前菜盛り合わせ「モンテドーロ風」は一皿に様々な料理が盛り付けられて提供されました。生ハムやハムの種類、野菜のトマト煮の冷菜、白豆とトマトのクロスティーニ、キノコのイタリアンオムレツ、ツナとトマト、大麦のサラダなど、さまざまな味わいが楽しめました。シェフが一人で調理しているため、少し時間がかかりましたが、ワインを楽しみながら待つことができました。どの料理も確かな味わいでしたが、特に野菜のトマト煮の冷菜が印象的でした。

モッツァレラのサラダも見た目に華やかで、食欲をそそります。そして、無花果と生ハムのフリットは、以前にも経験したことがある無花果の天ぷらのような一品でした。甘さと油の相性、生ハムの塩分との相性、衣と中の食材の食感のバランスが絶妙でした。

最後にいただいたポルチーニの生パスタは、フレッシュなポルチーニではなかったようですが、独特のソースでクリーミーさと風味を楽しむことができました。

このオーダーではまだメインまで行けませんでしたが、どの料理も味もボリュームも満足のいくものでした。

「モンテドーロ」は地元の人々に愛されるイタリアンレストランであり、その味わいには手間暇がかけられていることが伺えます。ぜひ、贅沢なひと時を過ごすために再訪したいと思います。