実は、加齢以外の要因で、体の老化が進行する可能性があります💡
老化スピードを早めてしまう要因とは一体何なのでしょうか?
■体の酸化は老化の原因の一つ
体を老化させる原因の一つとして、近年注目されているのが体の酸化です。
切ったリンゴを放置しておくと茶色くなってしまうように、人間の体も酸化します。
酸化を引き起こすのは「活性酸素」という物質です。
体にとってよい働きもしますが、作られ過ぎてしまうと、細胞を傷つけて肩こりや慢性疲労、シワやシミなどだけでなく、高血圧や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病、がんを引き起こす原因になることもあります。
通常であれば、活性酸素が増え過ぎたときは「抗酸化作用」が守ってくれます。
しかし加齢や紫外線、過度の運動、ストレス、睡眠不足などによって体内で発生する活性酸素を分解するスピードが間に合わなくなると、「酸化ストレス」を引き起こしてさまざまなトラブルの元となることも。
活性酸素による影響は、すぐに現れるわけでなく徐々に進行するため、日頃から体の酸化を防ぐ対策を行っておく必要があります。
■体の酸化を防ぐには?
人間の体では、もともとSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)やグルタチオンペルオキシダーゼ、カタラーゼなどの酵素が合成されていて、増え過ぎた活性酸素を無毒化しています。
しかしこれらの酵素は40歳を過ぎると急激に産生量が減ってしまいます。
そのため、普段の食事で酵素の産生を助けるタンパク質を取り、それと併せて抗酸化作用をもつ栄養素を積極的に取ることが非常に大切です。
体の酸化は老化や病気の原因となるため、元気に過ごすためには、抗酸化作用をもつビタミンA・C・E、ポリフェノール、アスタキサンチンなどの栄養を含む食べ物を積極的に摂取して、錆びない体を作ることが大切です。
とはいえ、何か一つの食べ物を一度に大量に食べればよいわけではありません。
できるだけさまざまな食品をバランスよく摂取し、その中に抗酸化作用のある食べ物を取り入れていくようにしましょう。
