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中世城館、細野城址近くにある本堂内が拝観出来るお寺

5.00
投稿日

同寺を訪れたのは今回で2度目でした。
前回は、中世城館を訪れた際、家内と共に訪れました。
同地は、土岐市鶴里町細野という地名だけあり、室町時代末期に築城された中世城館である細野城址(後記述)の「細野」という地名が残っているだけあり、400年以上前の時代背景が伺えますね。

さて、363号線(瀬戸市〜土岐市)の細野から山手に500m程行くと、石垣が見えてきますが、同寺と細野城址の看板が立っており、同寺の入り口には山門は無く、観音像とお地蔵様が迎えてくれますね。
境内の奥には本堂があり、本堂内は自由に拝観出来るため、靴を脱いだ後はお賽銭と共に、ご本尊に両手を合わせて祈願させて頂きました。
本堂内には、本堂内の古い絵画を拝見すれば、「明治33年(1900年)9月上旬落成」と言う文字がありましたので、本堂も120年近く経過しているようです。
同寺の開基は不明です。

また、本堂内の左手には自由に観られる展示コーナーが設けられており、室町時代から江戸時代初期の古瀬戸の大壺数点、近くで産出される鉱物又は、色々な史料が所狭しと陳列してありましたので、それを観るだけでも興味が沸きますよ。
境内の左手前には鶏小屋が設置されており、20数羽が寒さを凌ぎながら体を寄せ合う姿も見ることが出来ます。
境内は殺生禁止が当たり前ですから卵用と思われますが、大小の鶏がおり結構可愛かったですよ(笑)。

尚、同お寺の本堂は拝観自由ですので、礼儀としてはお賽銭を用意の上、拝観してみては如何ですか。展示物も観れますのでお勧めです。

歴史ポイント
同お寺の駐車場に駐車して頂き、拝観後は細野城址を尋ねられては如何ですか。
天気によっては残雪が残っているかもしれませんが、中世城館である細野城址へはハイキングのつもりで登って頂くと細野城址の土塁、堀切などの一部が見られます。
1回目の登城の際に経験しましたが初夏から秋はスズメバチなどの対策もお忘れなく。
細野城址は、徳川家康公に属した妻木氏が関ケ原の戦いに備え、西軍の田丸氏の勢力に備えるために築城した中世城館というよりは、砦のような城館であると思われます。
妻木氏は関ケ原の戦い後、徳川家臣の譜代の旗本として地位を確立しましたね。
また、同鶴里町(細野)は妻木氏が治めていましたが、江戸時代は岩村藩(恵那市岩村町城下)が治めていました。
尚、東濃地方(現在の土岐市を含め)は、国主である土岐一族が支配していましたが、妻木氏も土岐一族で、妻木氏由来の土岐市内の神社仏閣は何度もエキテンで紹介済ですので是非ご覧下さい。

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写真

概要

店舗名

正福寺

ジャンル

電話番号

住所

岐阜県土岐市鶴里町細野783-1

アクセス

最寄駅
バス停
  • 細野農協前から560m (徒歩7分)
公開日
最終更新日

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