未病を治す医学が大切と考えています。
医学もどんどん進歩します。現在の医学で説明出来ない事があっても良いのでは?西洋医学では病名が決まらなければ治療はしません。他覚的所見が最優先します。例えば胸の痛みがあったとします。肋間神経痛や胸膜炎、消化器疾患など可能性はたくさん有りますし、心電図には発作中でも無ければ心筋梗塞でも異常が出にくいものです。
梗塞を疑えば血液検査で壊死を起こした心筋の酵素を見ますが、血液検査で出るのは、7〜9時間後となり間に合わないこともあり、カテーテルを使えば確実ですが専門医が必要なうえ、血管を傷つけて別の梗塞を起こす可能性もあり大変つらい検査です。
ニトロールを使うのは簡単で分かり易いのですが、低血圧ではもっと危険な状態になりますし、心筋梗塞ではあまり効果も期待できません。診断がつかない時期では最近ようやく保険使用が認められた血栓溶解剤のt-PAも脳出血等のリスクが有りそしてステントや風船での拡張も、技術的問題のため使用は難しいものです。
重症例でなければ診断即治療の鍼治療は低血圧でも高血圧でも即対応でき、試す価値は十分あります。慢性期の血圧では長期の治療が必要ですが、突然の血圧の変動なら薬物よりも鍼治療のほうが優位と思えます。250−160くらいの血圧が1回の治療で160−85まで下がったり、止まったり動いたりしている脈が、その場で正常に戻ったりといった症例等も数多く経験しており、針治療がもっと理解され東西医学の融合が出来ればと思います。
私の治療としては、痛みの治療が多いのですが、精神疾患や糖尿や胃腸障害などの内科の治療も多く、特にめまいや心臓疾患それにムチウチ症が得意です。患者様に合わせて特注で作った細いハリから中国鍼まで取り揃えています。
- 得意なこと
むち打ち、心臓病、胃腸障害など内臓疾患、自律神経失調、
- 趣味・マイブーム
プロジェクターでDVDの鑑賞。家族の看病で大好き映画に行けないので。