なぜ揉んでも治らない?腰痛の陰に隠れた筋膜の正体
腰が痛いからと痛む部分をマッサージしても、すぐに痛みがぶり返す場合、原因は筋肉ではなくそれを包む筋膜にあるかもしれません。筋膜は全身をウェットスーツのように覆っており、第二の骨格とも呼ばれます。実は筋膜には痛みを感じるセンサーが筋肉よりも豊富にあるため、筋膜が異常を起こすと激しい腰痛を感じるのです。
レントゲンで異常がない腰痛の多くは、筋膜の脱水や癒着が関係しています。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けたり、猫背で姿勢が崩れたりすると、筋膜の水分が失われて筋肉とベタッとくっつき、引きつれを起こして腰を引っ張ります。
朝に腰がバキバキに硬い、前屈や後屈で突っ張る、日によって痛む場所が変わる、これらは筋膜性腰痛の特徴です。改善には、腰を引っ張る原因であるお尻や太ももの筋膜をほぐす筋膜リリースが有効です。痛気持ちいい部分にローラーなどを当て、呼吸を止めずに90秒ほどじわっと圧をかけ続けます。
人間の体はすべて一枚の筋膜でつながっています。腰だけを揉む一時しのぎを止め、筋膜を整えて痛みのない体を目指しましょう。