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四国八十八ヵ所巡礼の旅で参拝しました。四国八十八ヵ所霊場の第三十五番札所です。正式名は「醫王山 鏡池院 清瀧寺」で、弘法大師が一七日の修法をして満願の日に金剛杖で壇を突くと清水が湧いて鏡のような池になったのが寺名の由来だそうです。本堂の前には高さ15mほどもありそうな大きな厄除け薬師如来立像さまが立ち、水が湧き出した伝えられる滝などもある見所の多いお寺でした。境内からの高知平野を見渡す景観も良かったです。
四国八十八ヵ所霊場の第三十五番札所です。醫王山・鏡池院と号す真言宗豊山派の寺院で創建は養老7年(723年)、開基は行基と伝わる古い歴史があります。境内には寺名の由来となった弘法大師が金剛杖で岩を突くと湧き出した伝えられる滝と本堂の屋根より高い大きな薬師如来像があります。山門の先の石段を上って行くと鐘楼が、その奥薬師如来像が立ち。さらに石段を上ると本堂が建っています。山の中腹にある境内からは太平洋や土佐の市街も見渡せました。

高さ15mの厄除け薬師如来立像
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高知市から国道56号を西へと進み、土佐市へと戻りました。国道沿いの標識には、三十五番より先に、三十六番札所青竜寺の案内板が出てきます。あれ?行き過ぎたかと思ったのですが、青竜寺は国道から南へ約10km、清滝寺はここからもう少し進み、国道の北にあるため、このように順番の相違っぽくなっているようです。距離的には清滝寺の方が圧倒的に近いです。
国道沿いの看板に従い右折し、山道を登っていきます。非常に狭い山道で、高知版遍路ころがしのようです。離合も困難で、運転が苦手そうなドライバーが下ってくる車と離合するために、恐る恐る坂道をバックしているところに出くわして、随分と時間をロスしました。また、神峯寺同様に、バスツアーの場合は、ジャンボタクシーに乗り換えてピストン輸送していました。
表記については清滝寺となっている場合と清瀧寺となっている場合があります。
境内に到着し、まず目を引くのは大きな薬師如来像です。高さ15mほどあるそうで、像の中を巡ることができます。階段が88段あり、戒壇めぐりをすると厄除けのご利益があるそうです。ためしに入ってみると、真っ暗な中手探りで進む状態でした。段差は低く、像のてっぺんまで行くわけではありませんでした。
像の奥に大師堂と本堂があり、納経所は少し離れて境内右奥にあります。
離合のトラブルもありましたが、納経を終えたと同時くらいに5時を告げる地域のマイク放送があり、本日の巡拝はここまでとなりました。
荷物をまとめてバイクに乗り下山していると、歩き遍路の道らしき場所を発見、車道から近かったのでちょっと歩いて見に行きました。すると、そこには仁王門がありました。車では仁王門と境内の間をスルーしてしまうので、気づけてよかったです。
今回も珍しく雨に降られずに1日参拝できました。天候に恵まれるのはうれしいのですが、尋常ではないくらい汗をかいてしまいました。ひとっ風呂浴びられる場所を見つけて寄りたいなと思いつつ下山しました。