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CurryEater さん

20年位昔のインド式カレーの記憶が蘇るデジャブ感満載のお店

3.50

投稿日: 2017/03/04

予算: ￥3,240

　以前「I‐Oven」というネパ式のインド料理店が入っていた跡に、＜ふんだりけ西荻窪店＞が居抜きで入りました。店が変わっても電話番号が同じ？ってことは何か関係があるのかも。
　しかし、上石神井の「ふんだりけ本店」は有名なＡ店出身のコックさんがやっているという評判のお店。果たしてネパール式インド料理人脈つながりだったりするのかな？まあ、1950年代からやっている日本のインド料理店の草分け（てか、本場からコックを招聘する本格外国料理店の草分け）＝Ａ店だけど、ここ10年以上はスタッフ全員ネパール人ぽいし、味も昔と全然違うしなぁ。たぶんそうかも...。

　ってわけで気になったCurry Eater、実地検分がてら行ってみることに（てか、実はこの路地奥にあるパキスタン料理屋が満席でこっちに流れただけッスけど（汗））。

　なるほどお店の看板に「純インド料理」なんて唱ってあってＡ店の流れっぽいですねぇ。早速入店してみると、店内は「IｰOven」の時と微妙に変わってますがキャパとか同じ（面積同じなんで当たり前っスけど）。
　メニューはＰＣで自作したっぽい柔和なデザイン。看板の「純インド料理」と対照的に純今時の日本ぽいし、「キーマ丼」なんて珍妙な日本的アイテムもありました。

この日オーダーしたのは
　　マライティッカ　　1000円
　　ナーン　　400円
　　南インド風マトンカレー　　1520円
　　ライス　　320円

　先ずは骨無しチキンをクリームソースにマリネして高温のタンドールでささっと焼き上げるインド式ＢＢＱを。当然ナーンとセットでオーダー。しかしＢＢＱは出て来てもナーンが来ない。「日本人だしカレーにベチョっと引っ付けて食べるんだろ...」と先入観で後回しにされたのか!? だからこそ同時に出してね、って念押ししたんですがね。大きな声出して催促するハメに（汗）。んん〜、やっぱし「同時に...」ってお願いが通ってなかったようで、慌てて生地を整えてタンドールに貼り付けている様子。数分でサーヴされました。

　ＢＢＱはソースが大分淡い感じの仕上がりながら火が通って悪くない食べ心地。まあ、マライソースが淡過ぎて訴求力低めかも知れませんけど。千切ったナーンで上から押してみると肉が良く解け、右手だけで楽に食べられるのは良いのでは。
　ナーンは余り特徴が無い仕上がりながら、至ってまっとう。ＢＢＱのお供に丁度良い食べ心地でしたね。んんん、付け合わせのサラダの事は無視（汗）。

　んで、南インド風というカレー。Ａ店の流れのお店を中心に10年程前に南インド料理が話題になったこともあるわけで、ちょとワクワクして料理を待ちます。南インドだし合わせるのはご飯。ナーンは NO WAY です。

　現れたのは濃いクリーム色のグレイヴィにスタータースパイスのマスタードシードの黒い小さな粒々が散らばったカレー。南インド風という割に粘っこそうな硬めの仕上がり。
　こういう見た目のカレーってかな〜り昔によく見たような記憶が（残念ながらカメラがまさかのバッテリー切れ。写真有りません（汗））。
　グレイヴィにトマトを使わず、玉葱とココナッツ・ミルク（...だっけな？というのもココナッツ風味があまりしなかったもので）とかで作るヤツですね。でも素材やスパイスの風味は抑えめで、外国料理に慣れていなかった80年代ならともかく、ちょと古臭い味わい。お肉も小さく硬めです。インド料理の肉のカレーは肉を食べるためにあるはずが、これではね...って感じ。お値段高めなのでもう少し良い素材を使って欲しいものですね。

　結局、ＢＢＱがまあまあ。だけどカレーはどこかちぐはぐ...という結果に。まあ、ネパ式と斬って捨てるには少しだけ骨があるかな!? という印象ではありましたけどね（どーだろ？）。

2017/03/04にCurryEaterが投稿した、インド料理iOvenの外観の写真

投稿者: CurryEater
投稿日: 2017/03/04

「ふんだりけったり」みたいな変な名前と思ったら「プンダリカ（蓮の花）」だったようで。訛るなよネパール人！と言いたい。

インド料理iOven

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