六月の終わり、空気の重さが増し、身体の内側にも静かな湿りが宿る頃。
日本には「夏越の祓」という、半年の曇りをそっと手放す行事があります。
穢れとは、悪いことではなく、日々の暮らしの中で知らず知らず積もった疲れや気の乱れのこと。
梅雨の湿気は、身体にも心にも影を落とします。
茅の輪をくぐる三つの円は、巡りを整える象徴。
東洋医学でいう“湿邪”を払い、後半の半年を軽やかに迎えるための、静かな節目です。
一匡堂の施術や温活もまた、巡りをつくり、曇りをほどくための営み。
伝統行事と東洋医学は、形こそ違えど、同じ方向を指しています。
どうか今日だけは、深く息を吸い、半年の自分をそっと労わる時間を。
静けさの灯を胸に、後半の季節を軽やかに迎えられますように。