お好み焼きまる

雪降る夜、ふと訪れたお好み焼き店では、私を迎えたのは、気さくで笑顔溢れるおかみさんでした。店内に一歩踏み入れると、奥のテーブル席が目に入り、その日初めてその存在を知りました。おかみさんは、テーブル席のお客様の注文を一生懸命焼いており、その忙しい中でも「少しお待ちください」と温かい言葉をかけてくれました。

私の注文したのは、なすとキャベツの鉄板焼きとビール、そして豚玉。お好み焼きは、キャベツがたっぷり入っており、粉の存在を感じさせないヘルシーな味わいで、まさに初めての経験でした。おかみさんとスタッフの娘さんの関西弁が店内に響き、その笑顔がとても心地よかったです。

甘口でコシのある焼きそばも絶品でした。キャベツの値上がりにも関わらず、価格を変えずに質の高い料理を提供しようとするおかみさんの姿勢に感動しました。また、翌日にはスタッフの娘さんが私の店を訪れてくれるなど、地域の人々との温かいつながりが感じられました。

店を去る際、おかみさんが自転車の雪を拭いてくれるような心遣いは、まさに大阪の人情そのもの。この店の居心地の良さは、おかみさんと娘さんの暖かな接客が作り出しているのだと感じました。

この経験から、次回は家族や友人を連れて再訪することを心から楽しみにしています。こんな素敵なお店とおかみさんに出会えたことに感謝しつつ、また美味しいお好み焼きを味わいに行く日を待ちわびています。