四季

高井戸駅の南側、神田川を渡ったすぐの場所にある「四季の店 和」は、一見すると茶色いマンションの1階にある飲食店の一つです。このエリアは商店街と住宅街が混在するような独特の雰囲気を持っています。

当初はサバの塩焼きに特に期待していなかったものの、店内の落ち着いた雰囲気と、メニューの中にあるサバ塩焼定食に目が留まりました。店内はこじんまりとしており、カウンター席と小上がりの座敷席があります。居酒屋のような温かみのある空間で、沖縄料理を専門にしているようなメニュー構成が興味を引きます。

サバ塩焼定食（700円）を注文すると、期待以上の美味しさに驚かされました。脂の乗りが非常に良く、箸でつまむのが難しいほどトロトロでジューシーなサバが提供されます。この美味しさを大将に伝えると、「脂が乗っている時に獲ったものを冷凍している」とのこと。冷凍であっても、これほど美味しいサバはなかなか出会えない一品でした。

サバ塩焼定食は日替わりメニューのようで、次回訪れた時にはどのような料理に出会えるか、今から楽しみです。沖縄料理系のメニューが中心なのかどうかは定かではありませんが、再訪が待ち遠しいお店が高井戸にできました。