大和田

平日のランチタイムに、気になっていた南大塚の老舗鰻店を単身で訪れました。

外観は高級料理店のようで少し敷居が高いように感じましたが、店内に入るとカジュアルな雰囲気が広がっており、安心しました。ただ、私の訪問時には接待用のお客様が多く、大声が気になりました。

注文したのは、鰻メニューの中で唯一1000円台で食べられる「うな重(松)」で、ご飯の量を半分にしてお願いしました。料理が提供されるまで10〜15分ほど待ちました。

鰻の質感と焼き加減は上質で、老舗の味を堪能しました。浜松で食べた鰻と似た印象で、国産の鰻のように感じましたが、産地については不明でした。タレは薄味で控えめで、鰻の素材そのものの味わいを楽しむスタイルのようでした。

一般的なファミレスのような濃厚なタレとは異なり、さっぱりとしたタレの使用方法で、鰻の肉質と薄さを含めて全体的に清涼感がありました。ご飯にもわずかしかタレがかかっておらず、全体的には淡泊な印象です。山椒も使用されており、全体的に薄味のスタイルでした。

このタレのバランスは鰻好きの人には好評かもしれませんが、私のような味覚の鈍感な人には少し難しいと感じました。また、うな重(松)は鰻の量が少なく、ご飯の半分でも十分な量があったため、もっと具材が欲しいと思いました。大和田弁当や菊御膳、椿御膳など、一品メニューを追加すると良いかもしれませんが、料金が高く感じました。

この訪問を通じて、鰻のさまざまな味付けについて学び、楽しい体験になりました。ごちそうさまでした。