誰もが一度は「足ひねった!!」という経験があると思います。
これがひどくなるといわゆる「足関節捻挫」になります。
実はこの足関節捻挫ですが、軽視すると非常に厄介な怪我なんです。。。
今回は、そんな「足関節捻挫」のご紹介します。
そもそも「捻挫」とは、関節に存在する靭帯が損傷または断裂した状態の事を言います。
靭帯は、関節を保持し、骨同士の連結を強め、関節の運動を一定の方向に導くような働きをします。
その靭帯が損傷、断裂を起こす事で、靭帯本来の機能が落ちてしまい、関節が不安定になります。
全体重が乗る足関節が不安定になると、体重をうまく支えられなくなり、筋への負担が増え、さらに別の部位への怪我や捻挫の再発に繋がります。
これが「捻挫はクセになる」と言われる所以です。
そうならないように初期対応とリハビリが大切になってきます。
受傷直後はテーピングや包帯等で2~3週程度患部をしっかりと固定し、患部の状態を確認しながら固定を外し、リハビリに移行します。
リハビリも初めは患側(痛めた側)で片足立ちをするところから徐々に足関節の動きを要する動作に切り替えていきます。
捻挫は誰もが知っている怪我で、スポーツに携わる人であれば何度も目にしたことがある怪我だからこそ「しょせん捻挫でしょ?」「捻挫くらいで休むのもったいない」と間違った見解をしている方は非常に多いです。
もちろん、重症度はその時によって違うので捻挫をしても固定をした状態であれば運動可能な場合もあります。
そういった判断をトレーナー等の専門家がいないスポーツ現場で「腫れてないから大丈夫」などと決めてしまうのは、非常に危険です。
(足関節の靭帯は、腫れが出にくい場所にあります)
地道に時間をかけて積み上げてきたパフォーマンスを不必要に、そして大幅に下げる結果になってしまいます。
もし捻挫をしてしまった場合は、自分自身で判断したり我慢したりせずに必ず専門家に相談し、復帰プランを明示してもっらてください!
