スシハル
弁当
新富町駅(富山)から徒歩3分(170m)
この店がある駅前シネマ食堂街は、まるで三丁目の夕日そのままの昭和の風情を残しているところとして、何度か全国区のテレビにも取り上げられたと思うのですが、再開発ビルの谷間で昼なお薄暗い、その怪しさはかわらず健在です。 25年前、初めて富山の地を踏んだ時は駅前全部シネマ食堂街のようでした。しかし、開発が進んで駅前は一見どこにでもある地方都市でしかなくなってしまいました。 しかし、そんな時代の流れの中でもシネマ食堂街は、何度か取り壊して再開発の話も持ち上がったそうですが、なんとか今日まで生き残っています。中心にあった名前の由来でもある成人映画館は数年前に閉まってしまいましたが、その横のお稲荷さんがまるで昭和の時空の結界を張っているかのようです。 そんな富山駅前飲み屋街の生き証人のような寿し晴のマスターは年齢不詳で肌もつやつやしています。 開店は夜8時くらいですが、この時間はまだご飯は炊けていません。10人も入ればいっぱいのカウンターのみの店なので、週末などはすぐにいっぱいになってしまい来店のタイミングは意外と難しいです。 この店でのおすすめは、バイ貝のぬた(肝あえ)とウナギのつまみ(白焼き)です。華麗なにぎりの技、というよりは漁師系なのですが、いつもなかなかいいネタをそろえています。 たぶんちょっといろいろな意味でハードル高そうな店になるのかもしれませんが、アヤシイ横丁の店系が好きな人には最上級クラスではないでしょうか。 今、富山駅は北陸新幹線敷設のため建て替えられている最中で、新幹線が開通すれば、また駅前の様子も変わっていくことでしょう。シネマ食堂街もまた、その波を受けどう変わっていくのか、変わらないのか、見守っていきたい街の風景です。
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