美代

下町の路地裏で見つけた「美代」さんで、心温まるひとときを過ごしてきました♪
格子戸の引き戸を開けると、懐かしい出汁の香りと、おかみさんの優しい笑顔でお出迎え。昭和の雰囲気漂う店内は、まるで実家に帰ってきたような安らぎを感じます。
まずは、おばんざいの盛り合わせ。ほうれん草のお浸しは出汁の風味が優しく染みわたり、切干大根の煮物は、しっかり出汁が染み込んで懐かしい味わい。ひじきの煮物は、甘じょっぱい味付けが絶妙です。
名物の肉じゃがは、ほくほくのじゃがいもとやわらかいお肉が、優しい味付けで絶品。まさにおふくろの味を思い出す一品です。
煮魚は、さばの味噌煮。じっくりと煮込まれた身は、ほろほろとくずれるほど柔らかく、味噌の風味が染みわたっています。
だし巻き玉子は、ふんわりとした食感の中に、出汁の香りがしっかりと。一口食べると、思わず笑顔がこぼれます。
お味噌汁は具沢山で、野菜の甘みと出汁の風味が溶け合って、最後の一滴まで大切に頂きました。
カウンターでは、おかみさんが丁寧に料理を作る姿に目を奪われます。時折、常連さんと交わす優しい会話に、温かな空気が漂います。
お店には、近所のおばあちゃんや、仕事帰りのサラリーマンなど、様々な人が訪れます。みんなおかみさんと楽しく話しながら、家族のように和やかに過ごしています。
〆のたぬき飯は、カリカリの天かすと出汁の染みたご飯が絶妙。最後まで丁寧なおもてなしに、心が温かくなります。
カウンターとテーブル席があって、一人でも気兼ねなく入れる温かな空間。まるで実家のような、そんな心和むお店との出会いでした♪
「また来てね～」というおかみさんの優しい声に送られ、明日も頑張ろう！という元気をもらえました。心のこもった和食と、温かな空気に触れられる、そんな素敵なお店です！