フットサルでアキレス腱が痛い方へ|足首だけでなく股関節や膝の動きも重要です
「フットサルをするとアキレス腱が痛い」「走ると踵の上が痛む」「つま先立ちで痛みが出る」といった症状でお悩みの方はいませんか?
今回は、フットサルを行っている40代女性のアキレス腱付着部周辺の痛みについてご紹介します。患者様はフットサル後から右アキレス腱の踵付近に痛みが出現し、走る・つま先立ち・競技中の動作で症状が強くなっていました。
評価では、アキレス腱周辺の状態や足関節の可動域、各種検査を実施しました。その結果、アキレス腱付着部周辺に症状がみられましたが、検査結果だけで判断するのではなく、症状の経過や身体の状態を総合的に確認することを重視しました。
フットサルやサッカーでは、走るだけでなく急停止や方向転換、切り返し動作を繰り返します。これらの動作ではアキレス腱に大きな負担がかかることが知られており、繰り返しの負荷が症状に関与する可能性があります。
また、当院では痛みのある部分だけでなく、股関節や膝関節の動きも確認しています。アキレス腱は歩行やランニング、ジャンプなどで重要な役割を担うため、足首だけでなく下肢全体の動きが関係している場合があります。研究でも、アキレス腱症のある方では股関節や下肢の動きに違いがみられることが報告されています。
施術では、症状の強さに配慮しながら物理療法や周囲の筋肉・関節へのアプローチを実施しました。経過とともに痛みは軽減し、最終的にはフットサルや日常生活でも気にならない状態となりました。
アキレス腱の痛みでは、痛みの軽減だけでなく、足関節の可動域、ふくらはぎの状態、膝や股関節の動き、実際のスポーツ動作まで確認することが大切です。
「フットサルを続けたいけれどアキレス腱が痛い」「走ると踵の上が痛む」という方は、無理をせず早めに身体の状態を確認しましょう。痛みの原因は一つとは限らないため、身体全体の動きを含めて評価することが重要です。