ミヤノウエシンリョウシツ
鍼灸
その他
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筋パルス刺針法は、主に筋肉の凝り、 筋のつっぱり、慢性の痛みに対して行われる方法です。 目的の筋のほぼ中央にある穴に鍼を刺し マイナスのクリップを付け、 同じ筋で3〜4cm離れた部位に 他の鍼を刺しプラスのクリップを付けます。
背中の関節へ刺鍼を行うのは、 頸椎症や腰椎症による関連痛型です。 関連痛型は頸部・腰部の後屈時に痛みが生じ、 椎間関節に圧痛が見られるので、 このようなときには椎間関節への刺鍼を試みます。 椎間関節性の痛みの場合は、 椎間関節部に圧痛点がみられるため、 圧痛点の強い部位を探し出し、その部位へ刺鍼します。
この施術法は、頸椎症や腰椎症の 神経根症状に対して用いる方法です。 上肢や下肢への放散痛やしびれがみられるときに、 障害高位(髄節レベル)の脊椎棘突起間の直側と 末梢部に刺鍼し通電を行う方法です。 この方法は刺鍼技術が比較的容易であり、 通電可能な患者様であれば第1の選択の施術法です。 実際の施術では筋の過緊張も 伴っているケースが多いので、 筋パルスと鍼治療を同時に行います。
神経根症状型で上肢や下肢に痛みやしびれがある際に、 椎間孔から神経根が出てくるところや 神経ブロックポイントなどの神経根の近くまで 鍼を刺入しパルス通電を行う方法です。 目的とする神経根の近傍に到達すると、 神経根支配の領域に放散痛が見られます。 この状態でもう1本の鍼を刺鍼し通電します。
トリガーポイントというのは 侵害受容器が発痛物質によって 刺激され過敏になったポイントです。 局所の疼痛や別の部位に 関連痛を起こす筋肉内のポイントです。 トリガーポイントからの関連痛は頚や腰において、 痛みは神経の放散痛と間違えられやすく、 違和感は神経の圧迫と間違えられてもいます。 トリガーポイントは直接的筋肉の外傷や、 悪い姿勢・反復性の筋緊張などで 生じることが分かっています。
臨床上最も広く行われている灸法です。 施術点に適量のモグサを置き燃焼させるお灸です。 熱を通す目的で施術することからこの名があります。 透熱灸のモグサの大きさから、米粒大、半米粒大、 糸状灸が一般に臨床で使われています。 写真は米粒大のお灸です。
灸頭鍼(きゅうとうしん)は、 鍼灸の治療形態の一つで、鍼の柄(鍼柄)に もぐさを巻き付けて燃焼させるものです。 ラック灸は、モグサの代わりに炭化艾使用したもので、 炭化艾がついたキャップを鍼柄に通すだけなので、 使い勝手がよく、熱がツボ(患部)を じんわり温まりとても気持ちがいい鍼とお灸です。 お灸特有のにおいや煙も少なく、 受け皿がついているので、 灸の灰が落ちてくる心配もありません。
間接灸とは一般的に温灸などをさします。 熱さを緩和するため、 もぐさと皮膚の間にいろいろなものをはさんで、 熱が間接的に伝わるようにしたすえ方です。 挟み込むものとして、紙、ビワの葉、ミソ、塩、 ニンニクやしょうがのスライスした物などがあります。 当院では、艾(モグサ)と皮膚の間に 空洞があるお灸(左写真)を主に使用していますので、 じんわりとした温熱刺激が間接的に 皮膚(ツボ)に伝わります。
星状神経節照射療法(SGR)は、 頚部にある交感神経節(星状神経節)に 生体深達性の高い波長帯高密度近赤外線を 照射する施術法です。 この星状神経節照射療法は、 自律神経系の中枢である視床下部に効果的で、 全身的に交感神経の緊張緩和を図ります。
スーパーライザーとは、 直線偏光近赤外線施術機器のことで、 「近赤外線」という特殊な光をスポット状に 照射することを可能にした光線施術機器です。 このスーパーライザーの光の照射には 主に2つの効果が期待できます。 1.鎮痛・消炎(痛みとはれをひく) 2.自分で病気を治そうとする能力を引き出す スーパーライザーの持つ近赤外線の光作用と 熱作用は温熱効果と鎮痛効果に優れているため、 生体の痛み施術にも応用ができるわけです。
還元イオン施術は、自然界のマイナスイオンと同等の 「カンゲンイオン」を人体に与えて 生体の恒常作用を賦活化することにより、 症状の改善を目指す画期的な施術法です。 還元イオン施術は循環血液中の 電解質(特にナトリウム 及びカルシウム)の イオン化量を増大させ、 その結果、酸性化している人体の体液を アルカリ化させます。 そして、その電位(還元イオン)の効果により、 血液中のミネラルなどが無駄なく有効に利用され pH緩衝作用の正常化を図ります。
超音波施術は、超音波の特性を利用した器具です。 超音波には非温熱作用と温熱作用があります。 非温熱作用とは音の振動による作用です。 超音波の振動エネルギーを利用して、 マッサージと同じような効果が期待できます。 人の手でマッサージするよりも、 細かくて速い押圧を加えることができます。 主として筋ならびに関節の不調に対して適用し、 疼痛緩和と関節部可動性の獲得を目的とします。
牽引施術は、骨折の整復と固定、脱臼の整復、 関節の不調に対する安静、 痛みの緩和を目的としています。 また、変形や拘縮の予防と局所の安静を目指して 負荷をかけずに矯正することが可能です。 首や腰周りの症状の軽減を図ります。
当院では、肩や膝痛の患者さんが多く、特に五十肩や変形性の膝関節症の方は鍼灸施術よりも運動療法を指導することが多いです。
アスレチック・マッサージ(athletic massage)とは、 スポーツ選手を対象として行うマッサージのことで、 一般的には「スポーツ・マッサージ」と呼んでいます。 スポーツ・マッサージは、 単なるマッサージとしての疲労回復目的だけではなく、 より積極的に全身の運動能力や 身体機能の高度な調整を目指して行います。