水滸飯店

長年のお付き合いがあるお店を訪れた際、経営者が変わっていたことに大きな驚きを感じました。オープンから月に2〜3回のペースで通っていた私にとって、この変化は予想外の出来事でした。

店の外観や内装は以前と変わらず、見慣れた雰囲気そのまま。しかし、メニューや価格は一新されており、味も変わっていました。新しい経営者による変更は決して悪いわけではなく、味と値段のバランスも良好です。

私がこのお店に惹かれていたのは、以前経営していた中国人のご夫婦の人柄とその微笑ましい日常でした。オープン当初からの右往左往する姿や、夫婦喧嘩の一コマは、まるで小さなドラマのよう。奥さんが少し強いという関係性も、訪れる度に楽しみにしていた一部でした。

価格についても、以前は驚くほど激安で、酢豚やエビチリなどの料理を500円台、600円台で楽しむことができました。そのため、どこへ行ってしまったのかという寂しさも感じます。

今の経営者も決して悪くなく、変わらず安くて美味しい中華料理を提供しています。ただ、私にとってはかつての特別な魅力が感じられない「普通の中華料理屋さん」になってしまったようです。

それでも、新しい経営者によるお店も悪くはないため、また機会があれば訪問したいと思います。変わりゆくお店の歩みを見守りながら、新たな思い出を作っていけたらと願っています。