今回は「自律神経の疲れ・乱れ」
夏になると、なんとなく全身がダルい、
疲労感がなかなか抜けない、
食欲が低下する、
イライラするなど
不快な症状が出ることがありませんか?
一般的に言われる、
「夏バテ」
「暑気あたり」
などの不快な症状を引き起こすのは、
実は、自律神経の疲れ・乱れです
自律神経とは、
呼吸、消化、心臓の調律、体温調節など、
生命を維持するために重要な
身体の機能をコントロールしている神経のことです
ところで自律神経には2種類あります
①交感神経・・・日中アクティブに生活するために緊張を高めます、
多少の痛みにも耐えます
ライオンが狩りをするときのような興奮状態から
「ファイティング神経」と認識すると良いでしょう
例えば、筋トレをするなどの運動時にこのモードに入ります
②副交感神経・・・夕方から夜にかけてリラックスや
身体の修復などに働く神経、痛みに敏感になります
ホッとしたときにはこのモードに入ります
深呼吸や激しい運動後などに身体状況を調和させるために
リラックスモードに入ります
上記2つの神経がシーソーのようにバランスを保ちながら、
身体の調和をコントロールしてくれています
そして、夏の時期に自律神経は、疲労しやすいのです
なぜでしょう?

夏は30度を超えるなど(現在では35度越えが日常化してきました)
猛暑日が続く屋外で体温を下げるために
「発汗」で体温を一定に調整します
かと思えば、自宅やコンビニ、スーパー、
電車内などではクーラーがガンガンに効いて、
身体の体温が冷えすぎないように体温を調整します
身体の中では、パニック状態です
「暑いの?だったら体温下げないとあかんね」
「寒いの?だったら体温上げないとあかんね」
そんな感じで、温度だけでなく、湿度や明るさなど自然環境では起こらない、
「歪(いびつ)な環境」に長時間身を置くことで、
環境対応が上手くいかず自律神経の乱れや機能低下につながってしまうのです
自律神経は、自分の意志とは無関係に24時間自動的に働いてくれています
なので、24時間のコンビニで働く店員さん以上疲労しやすいのです
生活環境や生活リズムが、本来の太陽を浴びて起床し、
太陽が沈むと共に寝るという環境から崩れると、
身体の設計にはない身体の使い方なので、
当然、身体は不調になります
自律神経の乱れも人間の身体の設計図どおりに活用することで、
本来の調子を取り戻すことが可能です
特に冷え性に苦しむ方は夏であっても、
半袖で風に当たると寒くて常に長袖しか着られないなど
低体温や冷えによりオシャレもできないというケースも多いです
夏は外に出ると体力がなく、風邪を引いて発熱したかのようにしんどくなるというケースもあります
とにかく、日々しんどい状況が続いている人が少なくありません
夏バテ解消の方法は冷え性の方にも効果的な部分がありますので、
ぜひ今一度情報を整理してお役立てください
